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川尻 明世志 simple and modern  [家具を買うときに役立つ技 (自分の家の有効寸法を知る方法)]

 
木造住宅は一定の法則で作られています。

一間間口(いっけんまぐち)という言葉を耳にしたこともあると思いますが

simpleandmodern詳しく説明しますと
これは木造住宅の柱間隔の基準寸法のことで一間(いっけん)は1820mmとなっています。

ですから二間間口(にけんまぐち)では3640mmということになり、
一間半(いっけんはん)では2730mmとなるということです。

家の図面(平面図)に書かれている数字がそれです。
 
ですから
有効寸法を図(スケッチ)のように割り出せば
わざわざ家が完成してから図る必要もありません。

simpleandmodern

壁の厚さを知るだけで良いのです。

では木造住宅の壁の標準的な厚さといえば
柱は105mm、ボードは12.5mm(壁は両面にボードを貼りますから25mmとなります。)
ですから、
105+12.5+12.5=130mmということになります。

となると
一間間口(いっけんまぐち)の有効寸法は
1820-130=1690mmとなります。

同じように
一間半では
2730-130=2600mm

二間間口
3640-130=3510ということになります。

なぜこんな話をしたかといいますと、

それは
家具を購入しても
部屋にぴったりと納まることは少ないからです。

ですが
あらかじめ自分の家の有効寸法を知っていたならば
家具の寸法を見るだけで家に設置できるかどうかがすぐ分かります。

ですから
家の平面図をスマホで撮り、そこに書かれてある寸法(芯寸法=しんすんぽう)
から壁の厚さ(130mm)を引けば良いだけですから、
家具ショップに行く時は、設置予定の部屋の写真とともに平面図の写真も
撮っておくと良いということになります。

かんたんですよね。
 
家具メーカーは「建物ありき」で考えてみるべき。

では、なぜ家具が家の所定の場所に納まらないのかという話をします。

それは

家具を作るときの考え方として、
材料の取り合いを考えるということがあります。

基本として
3×6板(サブロクバン)  横3尺(約900mm)、 縦6尺(約1800mm)
(*小さな数字はあえて避けています。)
がもっとも多く使われていますので、
そのサイズの中で効率よく作ろうと考えることが始まりだからです。

ところが
そのサイズに則って家具を作ると建物に合わないということがあるため、

私のような
特注家具といいますか、正確には造作家具(=造り付け家具)によって
家にフィットしたサイズで作って欲しいと頼まれるわけです。

ですが、
通常の家具ショップであっても。

建物のモジュールに合わせた寸法で作ったならば良い話なのです
それも
建築の知識が多少あるだけで済みますからそんなにむずかしいことではありません。

ですから、
家具開発において、
材料取り(材料の取り合い)だけを考えるのではなく
住宅のどの場所に設置されるのかを考えて設計をすれば良いということです。

実際、家具工場のやり取りの中で、

工場側から、
「この寸法を少し変えたら価格が抑えられますよ」
と言われることが多いのですが、

それは材料の取り合いを考えていないわけではなく、
「建物に設置するためにはこの寸法でなくては都合が悪いから」
なのです。

ですからデザインの前に
「建物ありき」から考えてみてはいかがでしょうか。

カワジリデザイン 川尻 明世志
 
 
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メディア掲載情報

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2018/04/15
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