2011年1月 のアーカイブ

ドイツ紀行 「ケルン国際家具見本市」 Vol.05

2011年1月28日 金曜日

1月17日14:20
フランクフルト空港に着陸。
エアバスなのに静か、さらに離着陸の上手さに驚き。
エアバスだからそうなるのか、機長の腕が良いのか
わかりませんが、初めて体感しました。

日本時間で言えば、22時20分。

機内から降りると、日本人のサポーターが居ました。

私は、組合の方にいただいたナビペーパーで進ん
で見ることに。

まずは、入国審査カウンターに向かい、パスポート提出。
8年前の写真のせいか、見比べられたので、笑顔で答え
ると即座にOK。 なにか!

次に、預けたバックを受け取るために、バックの掲
示板をひたすら追いかけながら進みましたが、それが
遠かった~。

少し不安になりながら到着。
流石に、お客様が多いせいかターンテーブルから荷物が
出てくるまで時間がかかりました。

ようやく荷物が出て来たのを受取り出口へ。
最近、国内も荷物の間違いは自己責任になっているが、
同じだった。

その後、目的地のケルンまで高速鉄道で移動する事に。
空港に隣接する「DB」に向かい、チケット売場で、「コロン
/セカンドクラス」と言って購入。

「コロン?」「Koln(ケルン)」をローマ字読みすれば通じ
るんです。ドイツ語を少し理解した気がしました。

また、日本と同じでファーストクラスとセカンドクラスが
車両によって分けられ、船室の1等、2等と似ている。

また、2等でも指定席がある事を帰りの列車で知りまし
た。

4Aサイズのチケットに発車時間(15:09)、到着時間
(16:05)と記されて渡される。 (61€)¥6.600

その後の改札や、降りてからの改札も一切無い。
これはケルン市内の路面電車も同じでした。

だから、無賃乗車も可能。

ただしです、時折車掌がチケットのチェックに来ます。
その時にチケットを持っていなければ20~40倍の
ペナルティーを支払う事になるそうで、自己責任が
はっきりしています。

車内は、特に外人さんは体が大きいので、一杯に
感じます。 と言って座席が大きいかと言えば、変
わらない。

1車両の中にテーブル付きの席もありました。

ケルンまでの1時間の車窓からは広々とした草原
と言うか、時折家が見えるゆったりとした時間が
流れました。

季節柄ですか、霧がかかっているところが多かった
気がします。

そうして、無事「コロン」のアナウンスで到着。

ケルンの駅を出ると目の前にカメラに入りきらない
大聖堂。


「こぶとりじいさん」

2011年1月28日 金曜日

むかしむかし、あるところに、ほっぺたに大きなこぶのあるおじいさんがすんでいました。
おじいさんがまきをわるたびに、ほっぺたのこぶが、ブルルン、ブルルン。
それはそれは、とてもじゃまなこぶでした。
でも、このおじいさん、そんなことは、ちっとも気にしない、のんきなおじいさんです。
おなじ村に、もう一人、ほっペたにこぶのあるおじいさんが、すんでいました。
こっちのおじいさんは、このじゃまなこぶが気になってか、いつもイライラおこってばかり。
ある日、のんきなおじいさんは、森のおくで木を切っていました。
すると、いつのまにやら、ポツリ、ポツリとふりだした雨が、とうとうどしゃ降りになってしまいました。。
おじいさんは、大きな木のうろにとびこんで、雨やどりをしました。
そのうち、このおじいさん、ウトウトとねむりこんでしまったのです。
雨がやんでも、月が出ても、グーグー、グーグー、高いびき。
いつのまにやら、日もとっぷりとくれて、真夜中になってしまいました。
すると、どこからか、にぎやかなおはやしの音が聞こえてきたではありませんか。
「おや、どこからじゃろ?」
目をさましたおじいさんは、その音のするほうへ近づいていって、それはもうビックリ。
この森のおくにすむ鬼たちが、歌いおどっていたのです。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
赤い鬼、青い鬼、大きい鬼、ちっこい鬼。
みんな、飲んで歌っての大にぎわい。
見ていたおじいさんは、こわさをわすれて、おもわずおどりだしてしまいました。
おどろいたのは、鬼のほうです。
「あんれ、おもしれえおどりじゃ」
おじいさんのおどりが、あまり楽しいので、こんどは鬼のほうがおじいさんといっしょに、おどりはじめました。
そしてとうとう、鬼のおかしらが立あがって、おじいさんと手をとりあっておどります。
のんきなおじいさんと陽気な鬼たちは、時がたつのもわすれておどりつづけました。
そのうちに、東の空が明るくなってきました。
もう、夜明けです。
「コケコッコー」
「ややっ、一番どりがないたぞ」
朝になると、鬼たちは自分のすみかに帰らなくてはならないのです。
「おい、じいよ、今夜もおどりにこいよ。このこぶをあずかっておくからな。今夜きたら返してやる。えい!」
鬼のおかしらは、おじいさんのこぶをもぎとってしまいました。
おじいさんは、思わずほっペたをなでました。
「おおっ、こぶがない」
きずものこさず、こぶはなくなっていたのです。
村へ帰ったおじいさんは、うれしさのあまり、もう一人のこぶのおじいさんに、ゆうべのことを話しました。
「なに! 鬼がとってくれただと」
こっちのおじいさん、うらやましいやらくやしいやら。
「よし! わしもとってもらおう」
と、夜になると森のおくへ出かけていきました。
やがて、おはやしの音が聞こえてきました。
このおじいさん、心が暗い人でしたから、陽気な鬼のおどりを見ても、すこしも楽しくなれません。
おどる鬼たちを見て、ただ、ブルブルとふるえているだけでした。
でも、鬼のところへ出ていかないと、こぶはとってもらえません。
おじいさんは、思いきって鬼の前に出ていきました。
「よっ、まってました!」
鬼たちは大よろこびです。
でも、おどりなんか大きらいなこのおじいさん。楽しいおどりなんかおどれるはずはありません。
「・・・・・・!」
とてもへたなおどりに、鬼のおかしらは、だんだんきげんがわるくなってきました。
「二度とくるな、こんなもの返してやる!」
ペタン!
おじいさんは、ほっぺたにもう一つのこぶをつけられてしまいました。 おしまい


『星幸一のシャッター日誌』Vol1212

2011年1月27日 木曜日

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☆★☆ 本日の記念日 ☆★☆

求婚の日

【その他の記念日】

・国旗制定記念日
・ハワイ移民出発の日
・ナチス犠牲者記念日

【今日の日本昔話】

「カニの甲羅の毛」鹿児島県の民話
カテゴリー「日本の昔話」でご覧いただけます。

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1833(明治16)年のこの日、伊勢新聞と三重日報に、
新聞紙上初めての求婚広告が掲載されました。

世界初は1695年7月19日で、イギリスの新聞に
「当方、年齢30歳、資産家、3000ポンド程度の財産
を有する若き淑女を伴侶として求む」と掲載されました。


<今朝の空 9:05>

今朝7時の気温マイナス18℃(自宅寒暖計)

ぴりりと、ひきしまる朝です。
背中から朝日が入り、今日は一日良い天気になりそうです。

日中暖かくなり、路面の雪や氷が溶け出し、車のタイヤで
氷のいぼいぼが出来てしまいます。

これがドライバーにとってはやっかいなんです。


<事務所入口の扉が凍って擦りガラス状態>

昨晩は、コサイン社が所属している「旭川木工センター」の
月例会が市内の何時ものホテルで開催されました。

今年初の顔合わせなので、「今年もよろしくお願いします。」
からはじまりました。

年に何度あるでしょうか、全メーカーが揃いました。
私も欠席が多いんです。

10社で組合形成された旭川木工センターですが、実に面白
い。 それは、製材メーカーから、家具、建具、集成材、木工
機械と言ったメーカーで構成されているからです。

木に関わるメーカーが一堂に立地していることになります。
ただ、今はそれだけです・・・。

ここから、一歩ステップアップしたいんです。

例会から自宅に戻り、メールチェックしましたら、福鬼さんから
メールが。

星 幸一様

最近の星さんのメールやブログ、時差ボケかな。
誤字脱字、意味不明が目立ちますので読み直したほうがいいかもね。

例えば、ブログ
1月25日「ドイツ紀行 vol.02」

■NANにて、これ、どこの航空会社?

確かに、新しい航空会社か~?

誤字脱字は、星さんらしくて良いって言ってた福鬼さんも
あり過ぎで、あきれたんでしょうね。

気が付いた方が少ない内に直そっと。

福鬼さん、ありがとね。

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【ドイツ紀行】

ドイツで開催されました「ケルン国際家具見本市」に
参加しました際の様子を、カテゴリ「ドイツ紀行」に掲
載しています。

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【お客様レビュー】

日々いただきますお客様のご意見をカテゴリ「お客様レビュー」に掲載しています。
購入の参考になれば嬉しいです。

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【 コサインギャラリー 】

【 コサインの生活道具 】展
<2011 1/11 tue – 2/28 mon>

グラフ旭川に最新号にコサインギャラリーを掲載していただきました。>

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大阪市にお住まいのSさん

2011年1月27日 木曜日

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【お客様レビュー】

(大阪市にお住まいのSさん)

家庭画報サロン「靴べら(SH-01NW)」
お買い上げいただきました。

★★★
木の商品と、ステンドグラスの光はとても美しい
ので、ステンドグラスランプの企画をお願いしま
す。
木のフデバコ、文箱などもほしいです。
フロイス。

【コメント】
先週出張したドイツ・ケルン駅に隣接する大聖堂が
ありました。

そこにも沢山のステンドグラスを見る事が出来ま
した。 字の読めない人のために聖書をステンド
グラスで表していると聞きましたが、凄いの一言。

過去に、製品の一部に異素材と組み合わせた、
机上製品を作っていた事もあったんですよ。

より木が引き立つ組み合わせた製品が出来る機会
があれば。


ドイツ紀行 「ケルン国際家具見本市」 Vol.04

2011年1月27日 木曜日

1月17日

10時30分、フランクフルトに向けてフライト。
今回搭乗した飛行機は、ルフトハンザドイツ航空
自慢のA380でした。

総二階で、ファーストクラス8席、そしてビジネス
クラス98席、エコノミークラス420席でフランクフ
ルトまで、約12時間。

もちろんエコノミーでしたが、ビジネスクラスに乗っ
た方の話では、なまら良かったそうです。

覗いては来ませんでしたが、ゆったりと席をリクライ
ニングさせ、熟睡できるとか。

私は翼の前側に位置する窓側の席でしたが、エア
バスにしてはエンジン音がとても静かでした。

3名並んだ席でしたが、真ん中が空席だったのでラッ
キーと同席した方とご挨拶。

なんでも、ローマで国際会議があり発表するとのこと
でしたが、フランクフルトに着くまでに、幾度も手振り
しながらシュミレーションしていたのを見ました。

機内には4名の日本の乗務員が居たそうですが、
食事が出るごとに、英語で問い掛けられるので、
その都度、同席した方にお世話になりました。

着陸が近くなる際に、ご縁が出来ればと、コサイン社
の情報を渡しました。

12時間の旅でしたが、充実した映像、音楽で楽しむ
事が出来たし、時折パソコンをしていたので苦になく
着きました。

ただ一点苦になったのは、席をリクライニングさせる事
で、後部席の方が辛くなることです。

現実に私の前に座った日本人客は、目一杯倒し、さら
に前が壁だったので、そこに脚を掛けてさらに押して
来ます。

お蔭でパソコン操作はV字にして行う事に。
互いに譲り合う事ってどんな時も必要だと思います。

さて、フランクフルトに到着したのは午後2時10分。
日本との時差が8時間で、日本時間午前6時20分。

結局、一睡もしないまま着いちゃいました。


「カニの甲羅の毛」  鹿児島県の民話

2011年1月27日 木曜日

むかしむかし、サルとカニが餅を作る事になりました。
「カニどん、おらが餅をついてやるから、カニどんは餅米を持って来てくれ」
カニは家から餅米を持ってくると、サルに渡しました。
「よしよし。ではカニどん、おらが餅をついてやるから、カニどんはこの餅米を蒸してくれ」
カニは言われた通り、餅米を蒸しました。
「よしよし、ではカニどん、おらが餅をついてやるから、餅をつく為のうすときねを持って来てくれ」
カニはうすときねを持っていなかったので、山へ行くと自慢のハサミで木を切り倒し、うすときねを作りました。
カニからうすときねを受け取ったサルは、やれやれと言うように首を横に振って、
「駄目駄目。うすは良いが、こんな曲がったきねじゃ、餅はつけんよ」
仕方なくカニはまた山へ行って、きねにぴったりの木を探しました。

さて、その間にサルは曲がったきねとうすで餅をつくと、その餅を持って柿の木に登ってしまいました。
やがてカニは真っ直ぐのきねを作って来ましたが、すでにサルは木の上でつきたての餅を食べようとしています。
「やあ、カニどん。残念だけど餅は全部頂くよ。欲しかったら、ここまで来てみなよ。まあ、カニの足ではここまで登れないだろうけどね。ウッキキキー」
木の上から馬鹿にするサルに腹を立てたカニは、持っていたきねでサルの登った柿の木を思いっきり叩きました。
ドーン!
するとその振動でサルはバランスを崩して、食べようとしていた餅を落としてしまったのです。
「しまった!」
サルが慌てて木から下りてみると、カニは餅をつかんで地面の穴の自分の家に持って行った後でした。
サルは、カニの家の戸を叩くと、
「悪かったカニどん。謝るから、おらにも餅を分けてくれよ」
「・・・・・・」
カニは餅をしっかりと掴んだまま、返事をしません。
「わかった。カニどんが前から欲しがっていた毛を一本やろう。毛が生えていると暖かいぞ」
「・・・・・・」
「じゃあ、毛を二本でどうだ?」
「・・・・・・」
「じゃあ、毛を三本だ」
なんともせこい交渉ですが、意外にもカニは納得したらしく、サルから毛を三本もらうと餅を半分にして、片方をサルに分けてあげました。

その時からです。
サルの毛がむかしより三本少なくなって、代わりにカニの甲羅に毛が生えるようになったのは。

おしまい


兵庫県西宮市にお住まいのTさん

2011年1月27日 木曜日

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【お客様レビュー】

兵庫県西宮市にお住まいのTさん

Webショップ「暮らしと住まいのドアーズ」
「ネストスツール(ST-03NM)」
お買い上げいただきました。

★★★

以前、ドレスラック購入。シンプルで作りがしっかり
していてとても気に入ってます。

今回届いたネストスツール
私は背が低いので”踏み台”として一番活躍しそう。

どんな使い方ができるか楽しみです。

【コメント】

今回、参加しました「ケルン国際家具見本市」でネスト
スツールを展示し、世界の方に見ていただきました。

サイズは日本サイズなのでいかがなものかと思いまし
たが、ここでもしっかりとした作りが好評でした。

使い方や、製品になった経緯について、コサイン社HP
でご覧いただけます。


ドイツ紀行 「ケルン国際家具見本市」 Vol.03

2011年1月26日 水曜日

1月17日
成田空港近くの「成田ビューホテル」に宿泊しました。
10時25分の飛行機だったので、2時間前には空港に
着き、手続きをと言われていましたので、7時35分の
空港行きのバスに乗ることにしていました。

ところが、嬉しさか不安か・・・寝つきが悪く気が付くと
6時30分。 それから身支度をし朝食を取って、どう
にかバスに間に合いました。

10分ほどで空港に着きますが、空港の入口で身元
確認が行われます。身分を証明できるものがあれば
OKです。

第一ロビーに到着。
朝早いこともあり、空港内は空いています。
早過ぎるのではないかと思いながら、ルフトハンザ航空
のカウンターに尋ねると、手続きOKとの事でした。

予約番号とパスポートを提示し、荷物を預けると23.5Kg
あり、20Kg以上は別途料金が発生すると聞いていました
ので、尋ねると機内に持込む荷物を尋ねられましたが、
ビジネス鞄1つだったので、OKと言う事で一安心。

早々に、手荷物検査場でX線検査を受け、自分も金属探知
機のゲートをくぐりました。
手荷物の際には、金属物はもちろん、コート、上着、ベルトま
で外せとの指示。

特に問題もなく通過。

次に、出国審査カウンターで、パスポート、搭乗券を提出する。
2002年7月1日より日本人の出国、入国記録カードが廃止
されているので、簡単に通過出来ますが、担当者に笑顔がない。

次を待つ方が指定のライを出るやいなや、冷たい口調で下が
りなさいと指示。

あの場所では、笑顔で「いってらっしゃい!」ぐらい言っても良い
のではないかと思うのは、私ぐらいでしょうか。

とかなんとか、いよいよ約12時間の機内での旅が始まります。


「牡丹の花と若者」 石川県の民話

2011年1月26日 水曜日

むかしむかし、能登の国(のとのくに→石川県)に、一人の若い百姓がいました。
 若者は子どもの頃から木や花が好きで、よく山へ行っては珍しい草や花を取って来て庭のすみに植えたり、鉢で育てたりして大事にしていました。
 この若者が住む村境に深見山(ふかみやま)といって、一段と高い山があります。
 さて、ある暑い夏の日の事。
 若者が深見山を歩いていると、どこからともなく良い香りが漂ってきました。
 甘い様な、酸っぱい様な、それでいてどこか懐かしい、とても不思議な花の香りです。
 花の事なら何でも知っている若者でしたが、この香りをかいだのは今日が初めてです。
(いったい、何の花だろう?)
 若者は香りをたよりに、山の奥へ奥へと歩いて行きました。
 しばらくして辺りを見回すと、尾根一つ越えた向こうの山に、薄紅色の花畑がありました。
 さっそく尾根づたいに、若者は花の方へと近づいて行きました。
 めったに人の入らない道もない山奥を進み、もう少しという所で若者は思わず足を止めました。
 そこはちょうど馬の背中の様に、右を見ても左を見ても切り立った岩山です。
 それでも若者は花を見たい一心で岩角を掴み、木の根につかまって高い崖の上をはう様にして渡って行きました。
 何とか渡り終わると、そこは目の覚める様な一面のお花畑です。
 見た事もない大きな牡丹(ぼたん)の花が、いっせいに咲ききそっていました。
「ああ、こんな山の中に、こんなに美しい牡丹の花があるとは。それにしても、もう季節もはずれているのに」
 どう考えても不思議ですが、でも花の大好きな若者は夢の中へ誘い込まれる様な香りに胸を踊らせて、しげしげと花に見とれていました。
 たくさんの花の中でも、特別あざやかな花を咲かせた大牡丹が、ひときわ若者の目を引きつけました。
「ああ、何と美しいのだろう。こんな花を家の庭に咲かす事が出来たら」
と、思わず、つぶやいた時です。
 突然花のかげから、一人の乙女(おとめ)が現れました。
 まるで天女の様な、美しい乙女です。
(こんな所に人がいるとは。まさか天女?)
 不思議に思いながらも、若者はその乙女を見つめていました。
 乙女は何の音も立てずに若者のそばへ近よって来ると、にっこりと笑って言いました。
「その花を一枝、わたしに折って下さいな」
 その声があまりにも綺麗だったので、若者はびっくりしました。
「どうか、その花を一枝、わたしに折って下さいな」
 乙女は大きな美しい牡丹の花を指さして、また言いました。
「はっ、はい。しかしここは、わたしの花畑ではありません。どの花も、勝手に折るわけにはいきません」
「いいのですよ。ここは、わたしたちの花畑です。その花は、わたしなのです。どうか、あなたのお手で。・・・あなたのお手で、折って下さい」
 その声は前と違って、とても寂しそうです。
(自分の言葉が、乙女の心を傷つけたのかもしれぬ)
 若者はそう思って、指差された花の一枝を折り取って、女の手に渡しました。
 その途端、若者は気を失って、ばったりと倒れてしまったのです。

 さて、それからどのくらい時がたったのでしょうか、どこか遠くの方で、誰かが呼んでいます。
 目を開けてみると、若者は一人の老人に介抱されていました。
「おお、お気がつかれましたか」
 老人は、ここへたきぎを取りに来て、死んだ様に倒れている若者を見つけたのです。
「お前さんは、あの高い崖から落ちなさったんだね。それにしても、よく大した怪我もせんで」
 老人は若者を助け起こすと、若者を背に背負って山を下って行きました。
 その後ろ姿を、高い崖の上から大きな牡丹の花が静かに見送っています。
 その花には、朝露が乙女の涙の様に光っていました。
 そして若者が家に帰ってみると、不思議な事に山で見たあの大牡丹の花が、前庭に咲いていたのです。
「・・・これは」
 不思議な事に花はそれから何年も何年も、いつも変わらない美しい姿で咲き続けました。
「この牡丹が、あの美しい乙女だったのか」
 若者はその牡丹の花をとても大切にして、一生妻をめとらなかったという事です。

おしまい


『星幸一のシャッター日誌』Vol.1211

2011年1月26日 水曜日

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☆★☆ 本日の記念日 ☆★☆

文化財防火デー

【その他の記念日】

・有料駐車場の日,パーキングメーターの日
・携帯アプリの日

【今日の日本昔話】

「牡丹の花と若者」石川県の民話
カテゴリー「日本の昔話」でご覧いただけます。

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1949(昭和24)年のこの日、奈良法隆寺金堂壁画が
漏電火災により焼失しました。

これが日本最古の壁画だったため、文化財を火災や
震災から守ろうという機運が高まり、1955(昭和30)年
に文化庁と消防庁が文化財愛護思想の普及高揚を目的
に制定しました。


<今朝の空 8:11>

朝から陽が差す良いお天気です。

昨夜帰宅すると自宅の周りの雪が綺麗に
除雪されていました。 妻に感謝

先日もベランダから向かいのお宅を見てい
ると、お年寄りが屋根に登って雪を下ろして
います。

思わず、お手伝いしてあげたいと思いました。

雪下ろしにはコツがあり、屋根の上の方から
雪を下ろし、最後に屋根の一番低いところを
下ろします。

下から上に向かって下ろすと、雪が滑り出し
て来て一緒に屋根から落ち、その上に雪が
積もり、生き埋めになって亡くなる事があり
ます。 同僚のお父さんもお寺の雪を下ろし
に行き亡くなりました。

また、今朝出社する道路は夜間をかけて
除雪され、夏と変らない幅の道路になって
いました。こちらも感謝。

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【ドイツ紀行】

ドイツで開催されました「ケルン国際家具見本市」に
参加しました際の様子を、カテゴリ「ドイツ紀行」に掲
載しています。

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【お客様レビュー】

日々いただきますお客様のご意見をカテゴリ「お客様レビュー」に掲載しています。
購入の参考になれば嬉しいです。

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【 コサインギャラリー 】

【 コサインの生活道具 】展
<2011 1/11 tue – 2/28 mon>

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