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長原 實の「みのる塾」  [第11話]

どういう名前になるか、どういうショップになるか、これは中々新聞発表できる話ではないんですね。静かにスタートしなければいけないんです。と言うのは、従来の取引先に対して、あまり刺激的なことはしたくないんです。かと言って、隠れてやる話でもないんです。いずれ分かることですから。
しかし、あまり一気に刺激するようなことはしたくない。ですから、今までの得意先というのは、北海道の百貨店で売っているところはないんですが、東京、大阪、名古屋の百貨店、それから住宅メーカーです。

大手の住宅メーカーがほとんど我々の得意先なんですよ。カンディハウスというビジネスが始まってから住宅メーカーとの販売ルートが非常に密接になったんです。
ご存知の通り、住宅メーカーというのは、住宅を建てながら、ユーザーと繋がっているわけです。その方々を招待して販売会を開くんですね。その販売会に、例えばカンディハウスの東京・新宿のショップなんてのは、大いに利用していただいていると言うか、利用されていると言うか、そういう場所なんです。
住宅メーカーにしては非常に都合のいい話で、自分達で設備投資しないで、家具メーカーのショールームを利用して彼らの得意先を集めて販売会を開くと。

*最近では、住宅の売り上げとインテリアの売り上げが拮抗するようなところもあるんですね。
つまり、大手の住宅メーカーは、あまり表には出しませんが、相当家具の売り上げを持っている、ということです。彼らにとっては比較的旨い商売と言うか、設備投資をしないですから。 当然のことながら、国内の比較的規模の大きな家具メーカーは東京、大阪にショールームを構えています、自前の。それらを利用しながら住宅メーカーが家具のビジネスをやっている、という形になっているわけです。

しかし、それがあったから、カンディハウスはバブル崩壊のときに命拾いをしたんですから、それは否定はできません。百貨店も、老舗の大手の百貨店は我々の売り上げが結構ありますから、これも無視はできないんですよ。
だから、小売やります、製造直販やりますと言ってしまうと、刺激が強すぎるから、静かに船出をしなければいけない。ということなんですが、まぁ、半年、1年経てば、みんな分かってしまうことです。

そして、我々にはもう一つの目的があるんですね。この「Hock」という名前が付いた家具を使っていただいている方が、これも全国に結構いるんですよ。25年くらい「Hock」で売っていた家具がありますからね。
これがボツボツ買い替えとか、寿命とか、修理とかの時期に入っているんです。その人たち、買って下さった方は、「Hock」という会社が旭川の会社だということは少しは分かって下さっていると思うんですが、世代が代わっていますから、いま、分からないんですね、この「Hock」の素性が。
だから、新しい会社に、この「Hock」を使うかどうかは別問題なんですが、でも、英語圏に行くと問題があるしね、だから古い名前をあえて引っ張り出すこともないかなと思いながらも、しかし、この「Hock」がどこかで分かるようなことにしなければいけない。 というのは、買い替えなり、いま我々は捨てないでくれということを言っていますからね。捨てないで、私たちが引き取りたいわけですよ。修理して差し上げることもしたいわけですよ。
だから、「Hock」もイメージとして出したいし、「カンディハウス」のイメージも少しは残したいと。新しい店の名前を作ろうというのですから結構難しい。それは何を考えているかというと、家具は50年、100年長く使ってほしいんですよ、と。
我々作り手の意志なんです。一方で、中国製、ベトナム製がどんどん日本に安く入っています。半額とか三分の一の値段で入っているし、そういうものを買って暮らしている人が多いんですね。その人たちと差別化するためということもあります。

 
長原 實「みのる塾」12話へ続く
 
 
 
 
 
 
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