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長原 實の「みのる塾」  [第7話]

カンディハウスは、以上のような時代背景の認識に立って開発されたニュータイプのインテリアビジネスであり、これをひと言で表現すれば「ハイテク&ハイタッチ」となる。つまり情報化を活用しながら…

「ハイタッチ」という意味は、消費者に近づくということなんですよ。
今まで、作り手というのは、ほとんど使い手と話をする機会がなかったんですね。問屋さんを通じて、あるいは販売店を通じてお客さんに買ってもらっていますから、使い手と話す機会がない。でも、我々作り手は、もっと使い手と話し合わなければならない、使い手とコミュニケーションして初めて使いやすいいい商品が出来るんだ、ということです。

その思考の原点は、作り手による使い手への接近である。

みのる塾つまり、エンドユーザー、最終購買者にもっと近づこうじゃないかということです。
そういう意味から言うと、問屋さんも最終購買者とはあまり話をしていないわけですよ。ディーラーさんに卸すだけが仕事ですからね。問屋さんも、こういうコンセプトというのは割りと理解してくれるんです。やっぱりそうだよ、使い手に近づかなくてはいけないよ、ということですね。

作り手による使い手への接近が重要な課題となり、販売現場は店頭で客待ちをするのではなく、積極的にリフォーム情報を集める仕事が主流となり、このことを通じて得た顧客との間に極めて密接なるライフスタイルコンサルティング、どういう生活をしますか、どういう豊かさを求めますか、どんな美しい部屋を作りますかとか、そういう話を生活する人と直接話し合えるという、そういう場を作ろう、ということです。
情報交換と相まってハイタッチな人間関係を樹立し、結果的にハイタッチビジネスを成功させるということなんです。

ポイントは、作り手による使い手への接近ということです。
それから具体論に入っていくんですね。店舗立地とか、店頭規模とか、組織及び人材とか、細かいことがいろいろ決められております。
もちろん、本音は自社製品をたくさん売ってもらいたい、ということです。
今でも役に立つかどうか分かりませんが、後で読んでみてください。

この教書を持って、取引先の問屋さんを回りました。
だいたい二代目に替わりつつあったんですね。その二代目というのは私とあまり違わない世代なんです。
そういう人たちと話しているうちに、それから5年くらいで全国に「カンディハウス」というショップが13店舗くらいできました。これも失敗があるんです。
やっぱり二代目になると、まぁぼんぼんもいるんですね。ここにも二代目が何人もいらっしゃいますが、ここにいる二代目は決してぼんぼんじゃないと思います、ハハハ。失敗もありました。
それは相手の失敗というよりもむしろ、私の間違いというか、相手の評価を間違ったという意味です。先方に責任を取らすだけではなくて、失敗した件については両方で責任を取るというやり方もして、整理をしました。

そんな格好で、今現在は「カンディハウス」の看板をかけているのは、直営の店もありますから全国に10カ所くらいあります。
つまり、家具をモノとして、価格を基準にしてお客さんに買っていただくのではなくて、その家具が持っている様々なデザイン的な志向、デザインであるとか、作り手の気持ち、カンディハウスは北海道で作っています、北海道の木で作っています、北海道の職人が念入りに作っています、というようなことを一生懸命に言いながら、やってるわけです。
まだまだ北海道は森が豊富だとか、いい木材が出るとか、というイメージは本州に強くあるんですよ。実は、北海道にそれほどいい木材はないんですね、今は。
もちろん針葉樹はたくさんありますよ。しかし、広葉樹はあまりないんです。
今、我々も半分くらいは輸入して使っています。
しかし本州の人は、北海道は自然が豊かでいいですねって言います。
まぁ、ないわけではありませんから、それはそれでいいんですけど。北海道のプラスイメージを強調しながら、カンディハウスはやって来たんです。

 
長原 實「みのる塾」8話へ続く
 
 
 
 
 
 
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